かすたあどくりいむ定食

育児、プラモ、音楽(バンド)が趣味なエンジニア(かもしれない)ブログです。

「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」を読んだ

どうも。

今回は「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」を読みました。

まず、ドラッカーさんって誰???ってことで調べたら日本ドラッカー公式サイトなるものが存在しました。

drucker.diamond.co.jp

ここにドラッカーの詳しいことは書いてあいります。 自己啓発では有名な人で「ドラッカーのhogehoge~」みたい書籍もとても多いと思います。 故に、ドラッカーについて知ってないと読んじゃいけない的な雰囲気もあると思います。「初見お断り!!」みたいな看板掲げて常連しか入れないお店みたいな。

しかし今回、この本を読む上では特にドラッカーについては「こんな人がいるんだ〜」くらいの認識で大丈夫です。いや、特に知らなくても何の問題もないです。笑

構成は全5章

  • 1章スキル向上の秘訣
  • 2章生産性向上の秘訣
  • 3章コミュニケーション力アップの秘訣
  • 4章成功するプロジェクト管理の秘訣
  • 5章よりよいリーダーシップと育成の秘訣

全5章の中に全50項目の習慣があるのですが、流石に全部書いてしまうと日が暮れるので、その中でも良いと思った部分について書いていきます。

1章は「ITとはなんぞや?」と言わんばかりのIT技術者としてのマインドセット等について書かれてる部分が多く、駆け出しのIT素人同然だった自分には大きな学びになりました。 「知識労働者としての特性を理解する」の項目では知識労働者として考える、判断することがが大事であり、そのパフォーマンスを良くするためにも「感情のコントロール」が大事であると書いてました。確かに焦りやイライラはミスに繋がったりしがちなので、自分で自分をしっかりコントロールしてなるべく冷静な状態でいたいと思いました。

「社会のために働く」の項目では、とある芸術家の実験で注文を受けて作った作品と自主制作で作ったら、注文で作った作品が明らかに独創性の面で劣っていたという結果が書いてあります。 ただお金のために働くよりも、社会に貢献するため、困ってる人に価値や喜びを提供するため、自分が技術を身につけたいといったプラスな気持ちで仕事をしている方が良い成果が出るらしいです。

他にも仕事に楽しみを見出すことや、未経験をチャンスだと思うことも良いなと思いました。

2章では具体的な仕事のやり方を書いていて、タイピングスピードの大事さ、現状の効率に満足することなく常に改善を考えることといったことが書いてました。 重要度、難易度、緊急度によってどのタスクを優先的に処理していくかの考え方等もあり、1章より実践的な内容や時間についての項目が多かったです。いかに無駄を減らすかといった感じでした。そのためにも効率化をしようといった内容が多かったです。 ここでの学びを反映させ毎日仕事を詳細に分割し、どこが時間の無駄だったか等を考えるようにしました。

3章ではコミュニケーションについて。コミュニケーションは常日頃の業務の時から大事だと感じています。仕事のメンバーと意思疎通や認識合わせができていなくて、アンジャッシュ(お笑い芸人)のすれ違いコントみたいになってることなんて結構起きますよね。実はやらなくていいところだったとか、事前に確認すれば防げたかもしれないことも多いです。そのためにも普段からコマメにコミュニケーションを取り認識のズレをなくしていくことが必要だと感じました。基本の報告連絡相談のホウ・レン・ソウはとても重要です。

4章、5章は「プロジェクト管理の秘訣」「よいリーダーシップと育成の秘訣」ということで、プロジェクトマネージャーやリーダー向けの内容が多かったです。 「プロジェクトの開始前に入念に準備する」の項目でのドラッカー5つの質問をアレンジした、プロジェクト5つの質問を紹介します。

プロジェクトの目的は何か?
顧客のニーズは何か?
このプロジェクトが提供すべき価値は何か?
プロジェクトの計画は何か?
良い仕事とは何か?

プロジェクトの準備段階でこちらの質問に答えて、この質問を基盤として目的目標を立て意識しながら仕事をすることです。これはチームメンバー皆で考えてみるのも良いのではないかと思いました。 ただ何となく与えられた業務をやるのとこれらのことをふまえてやるのでは違うのではないのでしょうか?

読んでみて

全部読んで各章に共通して言えたのはコミュニケーションの大切さでした。本当に何をやるにしてもプロジェクトにはコミュニケーションはかかせないし、これがうまくいくかいかないかで状況も大きく変わると思いました。そしてマメな男はモテるのと一緒でマメな人は仕事ができると勝手ながら思いました。IT初心者ですがこれから頑張っていこうと思います。